NHKが5年ごとに同じ質問、同じ方法で続けて来た「日本人の意識」調査。
天皇に対して「反感をもっている」という回答は、以下のように変遷している。昭和48年…2.2%。
同53年…2.4%。
同58年…2.2%。
同63年…2.1%。
平成5年…1.5%。
同10年…1.1%。
同15年…0.8%。
同20年…1.0%。
同25年…0.5%。
同30年…0.2%。これを見ると、昭和時代に2%強で推移していたのが、
遂に1%を切る水準にまで下がった事が分かる。逆に、「尊敬の念をもっている」と「好感をもっている」を合わせた数字は、
調査を始めた昭和48年が53.6%だったのに対し、最新の平成30年の調査では
76.8%に上昇している。特に、平成に入って「尊敬」より「好感」が高い傾向があったのに、
最新の調査では、「好感」が上昇した(前回35.3%→35.8%)以上に
「尊敬」が上がって(前回34.2%→41.0%)、逆転した(これまでの昭和・平成の調査で最高)。
「特に何とも感じていない」という回答は、初回の42.7%から22.2%まで下がっている。最新の調査は、平成30年6月30日から7月22日までの期間に、
全国の16歳以上の国民5,400人(層化無作為二段抽出)を対象に
個人面接法で行われ、有効数(率)は2,751人(50.9%)だった。かなり大がかりで丁寧な調査だ。
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